目次
追加情報随時更新
- 2017年4月17日追記 ホーユー プロマスター アプリエ 追加情報③ 追記しました。
- 2017年4月12日追記 ホーユー プロマスター アプリエ 追加情報② 追記しました。
- 2017年4月6日追記 ホーユー プロマスター アプリエ 追加情報① 追記しました。
- 2017年3月23日追記 REVO+で販売開始しましたので、リンク追加しました
サロンを取り巻く市場環境
美容室の年間利用回数の低下
過去4年間のデータによると、女性の美容室年間利用回数は低下傾向にあります。
■美容室の年間利用回数
- 直近4年の美容室の年間利用回数は低下傾向。
5.07回 ⇒ 4.49回
客単価の減少
データによると、2006年をピークにサロンの客単価は低下しています。
- 2006年をピークに美容室の客単価も減少傾向。
7,761円 ⇒ 7,118円
ヘアカラーの利用率低下
美容室で利用するメニューで最も多いのは「カット」、次に多いのが「ヘアカラー」でした。
しかし、2013年からヘアカラーメニューの利用率は低下しています。
ヘアカラーはサロンの顧客単価を支える大きな柱です。
■美容室利用者の各メニュー利用率
- カットの次に利用率の高いヘアカラーメニューの利用率は減少。
51.5% ⇒ 45.3%
ロートーン比率の高まり
現在の髪の明るさについても、直近5年でロートーン比率が高まっています(9レベル以下 約48% ⇒ 約58%)。
■現在の髪の明度について
- 現在の髪の明るさについても、直近5年でロートーン比率が高まっている。
9レベル以下 約48% ⇒ 約58%
エンドユーザー
美容に関する節約志向の高まりと、ヘアケア意識の向上、ファッション志向の変化
博報堂生活総合研究所「生活定点」によると、美容(散髪・エステ)などを今後節約したいという女性は直近16年で増加(13% ⇒ 25.3%)。
また、ファッション全般の潮流として「頑張りすぎない」ファッション志向が高まってきており、そうした影響がヘアカラーにも影響を与えていると推察されます。
明るくしたいエンドユーザーのニーズが増加
今後なりたい髪の明るさ
15~29歳までの若い世代への調査によると、約半数以上の人が今後「今よりかなり明るくしたい」「今より少し明るくしたい」というニーズを持っていることが分かりました。
ダメージを気にしているエンドユーザーの割合
ダメージを気にしていると答えたエンドユーザーは各世代で約8割にものぼりました。
髪が傷んでいる理由
髪が傷んでいると思う理由としては、最も多くの人が「ヘアカラーをしているから」と回答しました。
ヘアカラーをしない理由
2015年秋冬と比較し、2016年春夏の方が『髪のダメージ』を理由にヘアカラーをしないと回答した人が、約2倍に増加しました。
でも、いまより明るくしたいというニーズもある。
すなわち、ダメージを抑えながら透明感があるハイトーンを提案するアイテムの必要性が高まっています。
ホーユー プロマスターブランドから新たなシリーズが誕生
ブランド名
PROMASTER APPLIE(プロマスター アプリエ)
新しい応用のカタチを身近にかつ、親しみを感じてもらえるブランドに。
※「application(応用)」 × 「appreciate(鑑賞する / 味わう / 高く評価する)」 × 「ie(親愛)」
業界初!※ 3剤式ヘアカラー
新たに“パウダーを入れる”イノベーション。
※業界初とは酸化助剤の有効成分として“新しいシーズ”を使用。
それにより1プロセスで11~15レベルまで高明度・高彩度な仕上がりが可能に。
“ハイ透明感”
~色濃く透ける髪色を1プロセスで~
と命名。
※“ハイ透明感”は、ホーユーの登録商標です。
“ハイ透明感”とは
ダブルカラー並の透明感を1プロセスで可能にした透明感を指します。
“ハイ透明感”を実現させた業界初の技術について
何が業界初なのか
酸化助剤の有効成分として“過炭酸ナトリウム”を使用した3剤式ヘアカラー。
1剤に含まれるアルカリ剤と2剤に含まれる酸化剤の両方に働くパウダー。
酸化染料の重合を助け、メラニン色素を分解します。
一方で、脱染(染料の分解)を抑え、色濃く染めることができます。
Keyとなる有効成分
過炭酸ナトリウム(Sodium Percarbonate)
※略してPCと呼びます。
- 炭酸ナトリウムの過酸化水素付加物。
- ブリーチ力を増強するブースターの役割。
- オキシのパワーを増強。
- アルカリのポテンシャルもアップ。
- ブリーチ力、発色に影響する。
パウダーブリーチ・ティントコントローラーとの違い
効果 | 脱色力 (メラニン分解) |
脱染力 (染料分解) |
染色力の向上 | |
---|---|---|---|---|
脱色剤 | 毛髪のメラニン色素の分解 | ○ | × | × |
脱色剤染剤 | 毛髪のメラニン色素の強い分解と酸化染料の分解 | ○ | ○ | × |
脱染剤 | 酸化染料だけを穏やかに分解 | × | ○ | × |
アプリエ | 毛髪のメラニン色素のやや強い分解と酸化染料の染色力向上 | ○ | × | ○ |
今まで両立しなかった、メラニン色素の分解と酸化染料の染色力向上を実現!
PROMASTER APPLIE(プロマスター アプリエ)が可能にしたこと
ヘアカラーの染毛性能イメージ
明るくてもしっかりと色味が感じられる透明感のある仕上がり
PROMASTER APPLIE(プロマスター アプリエ)の性能イメージ
プロマスター アプリエは1プロセスで到達できなかった染毛性能を実現しました。
透明感の確認(マイクロスコープ観察像)
ムラやニゴリが少なく光が均一に透過
色調もより明確に!
透明感の算出
さらなる透明感の向上により透き通る髪色を可能にしました。
透明感が凄い・・・ ダメージは大丈夫?
ダブルプロセスとのダメージ比較
キューティクルの浮き上がりを低減。
ダブルカラーよりもダメージも抑え、しかも1プロセス。
髪表面ダメージを少なくすることで、なめらかな手ざわりを実現しました。
こだわりの成分配合
- 1剤
- 2剤
オリーブ油(毛髪保護成分) 毛髪のコンディションを整え、ツヤを与えます。 |
ラノリン(毛髪保護成分) 毛髪に脂質を補い、うるおいとやわらかさを与えます。 |
イソステアリン酸硬化ヒマシ油(毛髪保護成分) 毛髪のきしみを抑えて滑りを良くする効果を与えます。 |
スクワラン(基剤) 毛髪内部に浸透性が高く、 うるおい作用がある成分です。 |
プルラン(毛髪保護成分) 保水力と保湿性が 高い成分です。 |
シアバター(毛髪保護成分) 髪の乾燥を防いで、 保護する成分です。 |
それぞれの剤にケア効果を期待。
1剤にも2剤にも毛髪保護成分を配合。
“ヘアヴェール”処方
様々なオイルによる複合オイル保護膜の効果によりまるでオイルのヴェールをまとったかのよう。
ヘアカラー後の毛髪への水分吸収を抑制し、タンパク質の流出も防ぎ、手触りを滑らかにします。
毛髪からのタンパク質の流出
複合オイル※配合によってヘアカラー後の毛髪を保護し、ヘアカラー後の洗髪中に生じるタンパク質の流出も防ぎ、手触りを滑らかにします。
※オリーブ油、ラノリン、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、スクワラン
アンモニア(刺激臭の元)の揮発も抑えた処方
ハイ透明感を実現する新たな色作り
目指した方向性
光を浴びたときに、濁りや重さは感じることなく、“色”をしっかり感じる透き通る髪色。
- 色濃く透ける“透明感” ⇔ 深みのあるグレイッシュで高彩度
- やわらかな“質感” ⇔ やわらかな質感を演出する寒色
今までの色作り発想
“透明感や柔らかな質感”を演出する寒色系の表現が1プロセスでは難しい。
“透明感や柔らかな質感”をやや演出するが1プロセスでの“色表現の幅”が少ない。
業界初の3剤式ヘアカラーが可能にしたこと
赤みを帯びたメラニンを分解すると同時に高彩度な髪色の表現を可能に。
光を浴びたときに、濁りや重さは感じることなく、色濃く透き通る髪色を1プロセスで可能に。
トーン表における色作りの考え方
PROMASTER APPLIE(プロマスター アプリエ)について
LINE UP
1剤で表現するトーンを継承したデザインを展開し、ラインナップにおける、プロマスター アプリエの統一された世界観を確立。
1プロセスで表現しきれなかった、色濃く透ける“ハイ透明感”をご体感ください。
1剤 | 2剤 | 3剤 | |
---|---|---|---|
プロマスター アプリエ |
プロマスターアプリエ ACケアージュ |
プロマスター アプリエ SQ プロオキサイド |
プロマスター アプリエ PCパウダー |
PROMASTER APPLIE | AC CARAGE | SQ PRO-OXIDE | PC POWDER |
カラーラインナップ
コントロールカラーの使い方
コントロールカラーの黒髪仕上がり明度は、11レベルです。
そのため、希望色と同等のミックス比率でも明度をキープすることが可能です。
希望色を強調し、彩度を操ることもできます。
また、ミックスの割合を高くすると、コントロールカラーの色調に傾き、彩度を調整することができます。
アンダートーンの赤味やオレンジ味が強い髪質から透明感のある仕上がりを実現するために、彩度の高いコントロールカラーのミックスが効果的です。
LT・CLの使い方
LTは黒髪を15レベルまで明るくすることができます。
CLは、ダメージした毛先に使用します。
既染部用アイテム AC CARAGE(エーシー ケアージュ)
プロマスター アプリエ1剤・2剤・PCパウダー(3剤)をミックスした混合液に対して配合することで、既染部のアルカリ成分を中和し、低ダメージを実現するアイテムです。
変色を起こすことなく、染料濃度をキープします。
さらに、2つの毛髪保護成分(オリーブ油 / ラノリン)を配合。
プロマスター アプリエ1剤・2剤・PCパウダー(3剤)をミックスした混合液にAC CARAGE(エーシー ケアージュ)を配合することで、保湿効果を高め、なめらかな指通りを実現します。
★酸を多く配合した既染部用アイテム
★アルカリを減力して既染部へ適正化
★よりのびやすく・馴染みやすい基剤
★トリートメントベース基材で仕上がりの質感アップ
- オリーブ油:毛髪保護成分
毛髪のコンディションを整え、ツヤを与えます。
- ラノリン:毛髪保護成分
毛髪に脂質を補い、うるおいとやわらかさを与えます。
SQ プロオキサイド
SQ プロオキサイドは、1剤とPCパウダー(3剤)の効果を最大限活かすための2剤です。
基剤としてスクワランを使用し、2つの毛髪保護成分(プルラン / シアバター)を配合。
毛髪を保護し、しなやかな手触りを実現します。
- SQ プロオキサイド6
- SQ プロオキサイド2
香調
ホワイトブーケの香り
ホワイトローズ、バイオレット、ミュゲ、ジャスミン、イランイランが重なり合ったティーグリーン、カシス、グレープフルーツ、アップル、パッションフルーツの効いた爽やかさを感じさせます。
使用感
パウダーの混ざりを良好にするための1・2剤の基材開発。
1剤、2剤、3剤を組み合わせることで発揮するクリーミーな塗布感。
止めたい所にクリームが止まり、しなやかに伸びる。
操作性にこだわった相性抜群の各剤の構成。
質感
仕上がり後の手触りの良さ。
他では味わえない独特のツルツル感。
ダブルカラー特有のムラ感も少なくきれいな仕上がり。
仕上がりの質感を担保する1・2・3剤の組み合わせ。
ずっと触っていたくなる指通り。
薬剤混合と目安
3剤式ヘアカラーの薬剤混合と目安
1剤 + 2剤の総量に対してパウダーを10%配合。
※3剤はパウダーとなります。
1剤 | 2剤 | 3剤 | 総量 |
---|---|---|---|
20g | 40ml | 6g | 66g |
40g | 80ml | 12g | 132g |
60g | 120ml | 18g | 198g |
80g | 160ml | 24g | 264g |
AC CARAGE(エーシー ケアージュ)の薬剤調合
AC CARAGE(エーシー ケアージュ)は、全ての剤をミックスした混合液に対して配合します。
その配合量は、1剤と2剤の総量に対して10%ミックスとなります。
PCパウダー お取扱いについて
PCパウダーのパウチについて
製品アルミパウチ裏面記載注意事項(抜粋)
○容器の中身を十分に使い切ってから、洗浄せずにつめかえてください。
○つめかえ後はキャップをしっかりしめて保管してください。
【必ずご使用前にお読みください。】
●幼小児の手の届かない所に保管してください。
●高温や湿度の高い所、直射日光を避けて保管してください。
○袋がふくらむことがありますが、品質には問題ありません。※
○開封時にパウダーが飛び散ることがありますのでご注意ください。
※密閉容器のため、経時でパウチが膨らむことがありますが基本的には問題ありません。
水などが混入しない様に注意してください。
※パウチの素材自体はアルミのため湿気の透過はありません。
PCパウダーと水分について
PCパウダーの有効成分:過炭酸ナトリウムは水分に弱いです。
水に溶けると分解しはじめます。
そのため、粉末の製品形態になっており、使用直前に1剤・2剤に混合します。
洗浄後の乾燥不十分だった場合の影響を避けるため、必ずPCパウダーつめかえ用ボトルの中身を充分に使い切ってから、洗浄せずにつめかえてください。
分解し始めると徐々に効力が弱くなっていきます。
基本プロセス
- カウンセリング
お客様のイメージする仕上がりにするために髪質、毛髪状態、頭皮状態などを診断します。
※パッチテストも忘れずに行いましょう。 - 使用色の選定
カウンセリングの結果に基づき、使用色を選定します。 - セクショニング
早く、正確な塗布のために髪を4つのセクションに分けます。 - 薬剤の調合
薬剤を調合します。
1剤と2剤の総量に対して、PCパウダー(3剤)を10%ミックスします。
ミックス比:(1剤 + 2剤) + PCパウダー 10%
※詳しい使用量は、3剤式ヘアカラーの薬剤混合と目安をご参照ください。 - 薬剤塗布 & 放置
4つのセクションに分けた髪の塗布の順番は、① ➔ ② ➔ ③ ➔ ④で塗布していきます。
自然放置で20~30分放置します。 - カラーチェック
トップやネープなど数か所から毛束を取り出し、薬剤をコットン等でふき取りチェックします。 - シャンプー & トリートメント
乳化をしっかりした後、シャンプーを行い、コンディションと色持ちをよくするためにトリートメントを塗布します。 - 仕上げ
ご希望のスタイルにスタイリングして仕上げます。
オススメ塗布プロセス
濁りや重さを感じることなく、色濃く透き通る“ハイ透明感”の仕上がりを目指すため、下記の塗布プロセスをオススメします。
- 根元を塗布
- 中間~毛先を塗布
- 自然放置 20~30分
オススメ薬剤レシピ
新生部レシピ
既染部レシピ
BASIC CASE WORK
根元2cm伸び、既染部が10レベルのダークブラウンを13レベルのブルーアッシュへ。
Q & A よくあるご質問
必ずプロマスター アプリエの1剤・2剤とPCパウダー(3剤)を規定通りにご使用下さい。
毛髪の状態に応じて必要な前処理(プロマスター カラーケアPt)などの使用を推奨しております。
必要に応じて、脱染剤(レセ ティントコントローラー)などの使用を推奨しております。
ご興味のあるサロン様はお気軽にお問い合わせください。
ホーユー プロマスター アプリエ 追加情報①
11Lvの高明度なコントロールカラーで、彩度を操ろう!
色の彩度を操るコントロールカラー5色
コントロールカラーの黒髪仕上がり明度は、11レベルです。
そのため、希望色(1剤)と同等のミックス比率でも明度をキープすることが可能です。
希望色を強調し、彩度を操ることもできます。
また、ミックスの割合を高くすると、コントロールカラーの色調に傾き、彩度を調整することができます。
目的 |
使用するコントロールカラー |
希望色(1剤)に対してのミックス割合 |
|
---|---|---|---|
目的.1 : アンダートーンを調整したい (コントロールカラーを補色として活用) |
5%(最大10%) |
||
目的.2 : 彩度を強めたい (コントロールカラーを強調色として活用) |
20% ~ 100% |
||
目的.3 : 彩度を弱めたい (コントロールカラーを色調アレンジとして活用) |
落ち着きのある色調へ | 10%(最大30%) |
|
暖かみと柔らかな色調へ | 5%(最大10%) |
目的1.アンダートーンを調整したい(コントロールカラーを補色として活用)
➔とくに、イエローアンダーには”VIOLET“を補色としてミックス!
イエローアンダーにブルーアッシュのみで染めると、マット系になる可能性が・・・
5%(最大10%)
POINT : 希望色に10%以上ミックスすると、色調が紫色に偏る傾向があります。
目的2.彩度を強めたい(コントロールカラーを強調色として活用)
➔単品でも使える”BLUE““GREEN”で色を強調!
20%~100%
POINT : 希望色に20%ミックス以下の場合、効果を感じにくい傾向があります。
●例 : 新生部に赤みが強く出ると予測され、既染部に黄味が感じられる状態からブルーアッシュを表現したい場合
目的3.彩度を弱めたい(コントロールカラーを色調アレンジとして活用)
色調アレンジ |
使用する コントロールカラー |
オススメ割合 |
POINT |
---|---|---|---|
落ち着きのある色調へ |
10%(最大30%) |
希望色に30%以上ミックスすると、 希望色の色調がブラウンに偏る傾向があります。 |
|
暖かみがあり やわらかな色調へ |
5%(最大10%) |
希望色に10%以上ミックスすると、 希望色の色調がオレンジに偏る傾向があります。 |
ホーユー プロマスター アプリエ 追加情報②
髪のコンディションに合わせたカラー知識をマスターしよう!
LTとCLを使用目的に応じて使いこなしましょう!
薬剤 |
使用目的例 |
使用2剤 |
---|---|---|
LT |
トーンアップ時に、1剤を薄めて使用する場合 |
6% |
CL |
オンカラー時に、1剤を薄めて使用する場合 |
2% |
- 既染部の沈み込みを防止するために、染料濃度イメージを持つことが重要です!!
■プロマスター アプリエ 各色番の染料濃度 <既染部に使用する薬剤選定時などにご活用ください。>
各色番 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
---|---|---|---|---|---|
染料濃度イメージ (トーン) |
7 |
7.5 |
8 |
8.5 |
9 |
1剤を薄めていく上で、下記のミックス割合をご参考に、薬剤調合を行ってください。
LTまたはCL : 希望色調 15Lv |
染料濃度イメージ(トーン) |
---|---|
4 : 1 |
11 |
3 : 1 |
10.5 |
2 : 1 |
10 |
1 : 1 |
9.5 |
2剤の選定とAC ケアージュ
➔髪のコンディションに合わせた使い分け
使用場面 |
使用薬剤 |
|
---|---|---|
明度を上げたい時 |
SQ プロオキサイド 6% |
ブリーチ力と染毛力の両方を引き出します。 |
明度を維持したい時 |
SQ プロオキサイド 2% |
ブリーチ効果を抑えます。 |
ブリーチを必要としない オンカラー時 |
SQ プロオキサイド 2% + AC ケアージュ |
既染部に対して低ダメージ、低ブリーチにカラーリングを行い、保湿効果を高め、なめらかな指通りを実現します。 |
AC CARAGE(エーシー ケアージュ)は、全ての剤をミックスした混合液に対して配合します。
その配合量は、1剤と2剤の総量に対して10%ミックスとなります。
配合成分にもこだわっています。
SQ プロオキサイドは、1剤とPCパウダー(3剤)の効果を最大限活かすための2剤です。
スクワラン(基剤) 毛髪内部に浸透性が高く、 うるおい作用がある成分です。 |
プルラン(毛髪保護成分) 保水力と保湿性が 高い成分です。 |
シアバター(毛髪保護成分) 髪の乾燥を防いで、 保護する成分です。 |
プロマスター アプリエ 1剤 ・ 2剤 ・ PCパウダー(3剤)をミックスした混合液に対して配合することで、既染部のアルカリ成分を中和し、低ダメージを実現するアイテムです。
オリーブ油(毛髪保護成分) 毛髪のコンディションを整え、 ツヤを与えます。 |
ラノリン(毛髪保護成分) 毛髪に脂質を補い、 うるおいとやわらかさを与えます。 |
知って得するマメ知識!
髪色は光によって見え方が異なってしまいがち。
プロマスター アプリエによるハイ透明感は、自然光または、それに近い光源で見えるのがオススメです。
カラーリングの仕上がりが、照明の違いによって色が異なって見える場合があります。
下記のような照明器具の特性を理解して、カウンセリングなどのご説明時にご使用下さい。
ホーユー プロマスター アプリエ 追加情報③
“ハイ透明感”になりたいお客様のためのケースワーク
“ハイ透明感”とは
ダブルカラー並みの透明感を1プロセスで可能にした透明感を指します。
光にふわっと柔らかく透けるのに、しっかり発色。
しかも、手触りの良さやツヤも与えます。
“ハイ透明感”を実現する上で、最も注意することは?
特に前回のヘアカラーから3ヶ月以内は、ティントが残留している傾向があります。
※既染部の毛髪診断では、アンダートーン以外に施術履歴やダメージレベルなどの確認も大切です。
どこの部位が多く残留しやすいの?
中間~毛先にかけて残留することが多く、ダメージレベルや前回のカラーでどの位、濃い染料を使用したかで、残留レベルは変化します。
“アンダートーン”と“残留ティントがある毛髪”の見分けがつきにくい場合があります。
下記の図の領域における色調は、平均的な毛髪をブリーチした時のアンダートーン色調に近い為、“残留ティント無し”と判断しがちです。
しかしブラウン系統でトーンダウンした履歴がある場合、アンダートーンと同じように見える場合があります。
- POINT
残留ティントが残っている可能性がある毛髪をトーンアップ出来るか判断する場合は、ストランドテストが有効です。